文京区で不動産取引をするならこの会社!比較ランキング形式で紹介します

中古マンションを購入するときは要注意!管理費・修繕積立金とは

公開日:2022/12/01  最終更新日:2022/09/26


中古マンションを購入する際、物件価格とそれに対する月々のローン返済額に注目してしまいがちです。しかしマンションはローンのほか、管理費や修繕積立費がかかり、物件によってはかなり高額なところもあります。そこで本記事では、中古マンションを購入するときに必ず確認すべき管理費・修繕積立費について解説します。

管理費・修繕積立金とは

マンション購入を検討していると、管理費や修繕積立費という言葉を耳にするでしょう。2つの費用は毎月支払いが生じるため混同されがちですが、利用目的が異なります。

まず、管理費はエントランスや廊下部分の清掃、エレベーターの点検・修理といった共用部分を管理するのにかかる費用を指します。

一方、修繕積立費は、マンションの外壁塗装や屋上の防水工事など建物の状態を維持するのにかかる費用のことです。

建物の状態を維持できなければ、マンションの強みである資産性を維持できなくなるため、非常に重要なお金であることが分かるでしょう。

また、建物自体が大きいマンションは、修繕にかかる費用も高額です。一度に数百万円~数千万円単位のお金がかかるため、毎月住人に支払いを求めることで、将来に備えているのです。なお、マンションによっては修繕積立費を普通預金で貯めておくだけでなく、定期預金などで運用しているところもあります。自分が支払った修繕積立費がそのように扱われているのか、入居前に確認しておくようにしましょう。

中古マンションの修繕積立金の相場

マンションは修繕積立費が高額というのを聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。国土交通省「平成30年度マンション総合調査結果(2.管理組合向け調査の結果)」によると、完成年次が1990~1994年のマンションで1万1,413円、完成年次が2000~2004年のマンションで1万1,227円、完成年次が2010~2014年のマンションで9,244円が修繕積立費の平均となっています。

そして、完成年次が2015年以降のマンションの場合、6,654円が平均となっています。マンションの規模によっても価格が前後するので一概にはいえませんが、築年数が古くなるほど修繕積立費が高額になる傾向があります。それだけいろいろな箇所が老朽化するため、安心で快適な暮らしや資産性を維持するためには、お金がかかるといえるでしょう。反対に相場よりも修繕積立費が安すぎると、きちんとメンテナンスが行われていない可能性もあります。相場に対して安すぎたり、高すぎたりすることはないか確認しておきましょう。

管理費・修繕積立金の注意点

中古マンションは同じような条件の新築マンションよりも安く購入できることがメリットですが、管理費・修繕積立費に関して注意点があります。

まず、管理費や修繕積立費は、前の住人が支払っていた金額が引き継がれます。そして、万が一、前住民がこれらの費用を滞納していたら、追加費用を請求される可能性があるので注意しなければなりません。また、修繕積立費を安く設定しすぎて、いざメンテナンスをするときに費用が足りなくなるケースがあります。

その場合、修繕積立費が大幅に値上げされることがあります。このような価格の変更を避けるためには、過去に大規模な修繕を終えているマンションを選んだり、緻密な修繕計画が立てられているかをチェックしたりするとよいでしょう。

まとめ

中古マンションは新築マンションよりも物件価格を抑えられるのがメリットですが、修繕積立費や管理費についてきちんとチェックしたうえで物件を購入するようにしましょう。とくに築年数の古い物件は修繕積立費が高額なところが多く、月々のローン返済額だけをチェックしていると生活が苦しくなってしまうことがあります。また、将来値上げされる可能性があるのかも確認しておくのがおすすめです。

サイト内検索
エリア別!おすすめ不動産会社紹介