不動産選びの参考に！中古一戸建てを購入するメリット・デメリットとは？

一戸建ての購入を考えるとき、中古にするか新築にするかで悩む人は多いですよね。中古一戸建てと聞くと、以前人が住んでいた、築年数が経過している、などのイメージからマイナス面ばかりが目立ってしまいがちですが、実はメリットもたくさんあります。この記事では、中古一戸建てを購入するメリット・デメリットを解説します！

中古一戸建てを購入するメリット

中古一戸建てを購入するメリットを4つ紹介します。

◾︎費用が抑えられる

中古一戸建てを購入する最大のメリットは、費用が抑えられることです。新築一戸建ては建物自体の価値も高いですが、中古一戸建ては築年数が経過するにつれ、減価償却によって建物の価値がだんだんと下がっていきます。同エリア、同じ広さ、同じ地形であっても、中古一戸建てのほうが安く購入できるケースがほとんどです。

◾︎新築より広いことが多い

新築一戸建てと同じ金額でも、中古一戸建てのほうが面積が広い場合が多いです。新築一戸建てを供給している不動産会社では、できるだけ多くの建物を建てて販売できるよう、最低限の土地の広さで庭スペースなしという物件が多いです。一方で、中古一戸建ては個人の売主であることが多く、比較的大きい土地で売りに出される傾向にあります。「広い庭がほしい」「充分な駐車スペースを確保したい」という人には、中古一戸建てをおすすめします。

◾︎実際の物件を見学できる

新築一戸建てを購入する場合、注文住宅であれば建物の完成前に購入を決めることになります。中古一戸建てはすでに建物が建っているため、実際に見学してから購入を検討することができます。実物を見たらイメージと違った…という事態を避けることができるのは嬉しいポイントですね。

◾︎リフォーム・リノベーションも可能

中古一戸建てを安く購入し、その分のお金をリフォーム・リノベーションに回すのもよいでしょう。リノベーションによって間取りを変えてしまえば、新築では見かけないような自分好みのデザインを実現することも可能です。

中古一戸建てを購入するデメリット

さまざまな魅力のある中古一戸建てですが、デメリットもあります。ここでは、中古一戸建てを購入するデメリットを2つ紹介します。

◾︎早い段階で修繕やリフォームが必要となる

中古一戸建てを購入する上での最大の懸念事項は、やはり一度は人が暮らしていたということです。当然、新築一戸建てと比較すれば老朽化が進んでいます。場合によっては購入と同時にリフォームが必要となるような物件もあるでしょう。また、築年数が古いものほど修繕費やリフォーム費用も高くなる傾向にあります。購入前に建物の状態や設備についてもしっかりと確認しておき、物件の購入費用に加え、リフォーム費用を把握して資金計画を立てるようにしましょう。

◾︎住宅ローンの審査が厳しくなる

一般的に、中古一戸建てを購入する場合は、新築と比較すると住宅ローンの審査が厳しくなるといわれています。その理由として、築年数が経過していることによって建物自体の価値が下がり、担保価値が低く見積もられてしまうことが挙げられます。住宅ローンの種類や築年数、建物の状態によっては、審査が通らず融資を受けられない可能性もあります。住宅ローンを借りることを想定して資金計画を立てている人は、住宅ローンの仮審査を受けてみるなどして事前に融資が可能かどうかを確認しておくことをおすすめします。

中古一戸建てを購入する上で注意するべき点

中古一戸建てを購入する際はどこをチェックしたらよいのでしょうか？ここでは、購入時に注意するべき点を3つ紹介します。

◾︎築年数は？

中古一戸建てを購入する際には、築年数を必ず確認するようにしましょう。とくに築年数が20年を超える物件の場合は、耐震性などについてもしっかりと調べておく必要があります。また、築年数が古い物件では購入後すぐにリフォームを必要とするケースもあるでしょう。物件自体の購入費用と合わせて、リフォーム費用がどのくらいかかるかも確認しておくと資金計画が立てやすくなります。

◾︎希望するリフォーム・リノベーションが可能か？

中古一戸建てを購入する場合、購入後すぐ、または数年後にリフォーム・リノベーションをすることが多いです。土地の形状や建物の状態によっては、希望するリフォームや間取りの変更が難しかったり、費用が高くついてしまう場合もあります。このあたりの判断は素人では難しいため、不動産業者やリフォーム会社に相談してみてください。

◾︎目に見えない部分もチェックしよう

パッと見て分かる部分はもちろんですが、中古一戸建てには目に見えない問題が潜んでいるケースもあります。床下や屋根裏などを確認せず購入してしまったら、雨漏りやシロアリの問題が見つかった！というトラブルは避けたいですよね。住宅診断のプロに建物の状況調査をお願いすると、目に見えない部分の欠陥が見つかるかもしれません。不動産会社によっては無料でチェックしてもらえるケースもあるので、確認してみてくださいね。

今回は、中古一戸建てを購入するメリット・デメリットと注意点について解説しました。中古一戸建ての魅力は、なんといってもその価格の安さと広さです。どうせリフォーム費用がかかるのなら新築と変わらないのでは？と思う人もいるかもしれませんが、庭や駐車場を広く取れたり、自分好みにリフォームできる楽しさも魅力のひとつです。中古一戸建ての購入を考えている人はぜひ参考にしてみてくださいね！