憧れのロフト付き物件は住みやすい？メリット・デメリットをご紹介！

一人暮らしを検討する際に、ロフト付きの物件に憧れる方もいらっしゃるかと思います。ロフトを上手に活用することで、おしゃれな空間を演出したり、部屋をきれいに使えたりしますが、デメリットもあります。この記事では、ロフト付き物件のメリット・デメリット、選ぶときの注意点をご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ロフト付き物件とは

本来ロフトというものは、収穫した牧草などを保管しておく、屋根裏スペースとして使われていました。それが発展して近年の住居においては、室内の空間が2層になっており、物置や作業スペースなど、さまざまな用途で使われます。

建築基準法においてのロフトは、小屋裏物置等として扱われ、天井が1.4m以下、床面積は下階の2分の1未満と定められています。ロフト付き物件は、2000年代以前の一人暮らしの方に、実用性がある部屋として人気がありました。ところが近年、実用性にプラスしておしゃれな空間を演出できるとして、女性を中心に再び人気が高まっています。

ロフト付き物件のメリット

では、ロフト付き物件には、どんなメリットがあるのでしょうか？メリットを把握して、有効活用してください。

︎部屋が高く見え開放感がある

単身向けの部屋は、1Rや1Kが一般的で、窮屈に感じることがあります。ロフトがあることで、天井が高くなり、実際の広さには大きな違いはなくても、開放感を得られやすいのが特徴です。空間がひとつ増えるだけで、印象は大きく変わります。

︎収納スペースが増える

ロフトの活用法として人気なのが、収納としての使い方です。単身用物件のクローゼットでは、ワンシーズンの洋服だけで、いっぱいになることがあります。洋服や、本や教科書をロフトに置くことで、部屋をきれいに保つことができるでしょう。

︎寝室や作業スペースとしても使える

ロフトは物置だけでなく、寝室や作業スペースとしても使用できます。物件にもよりますが、布団一式なら敷けるところも多いです。また、小さな机などを置いて、勉強や読書をすることもできます。秘密基地のような感覚で、落ち着いた空間にできるのも、魅力のひとつです。

︎ロフトによる家賃の変動はあまりない

ロフトはあくまで小屋裏物置等という扱いなので、ロフトの有無で家賃が大きく変わることはありません。ほかの設備や条件に違いが出ることはありますが、お得に空間を増やせる方法のひとつとして、ロフト付き物件はおすすめです。

ロフト付き物件のデメリット

さまざまなメリットがあるロフトですが、デメリットもあります。憧れだけで住んでしまうと、思った感じと違う、使いにくいという失敗につながるので、事前に把握しておきましょう。

︎昇り降りが面倒になり使わなくなる人も

ロフトに上がるためには、はしごを使わないといけません。生活していくうちに、昇り降りが面倒になり、使わなくなったという方も多いです。また、物置として使う際に、箱や袋を持って昇り降りするのは、危険性を伴います。

︎空調が効きにくい

ロフトは高い位置にあるので、冷房が効きにくいことがあります。とくに夏場は、熱気が上部に溜まり、寝るのには向いてないといえるでしょう。また、空間が広い分、電気代もかかる可能性があります。

湿気がたまり、カビや結露を起こしやすい

一部の物件では、通気性が悪い影響により、湿気がたまりやすく、カビや結露を起こしやすいところもあります。そのため、サーキュレーターの設置や、寝室として使用する際には床にすのこを敷くなど、風通しをよくする対策をしておきましょう。

ロフト付き物件を選ぶときの注意点

もしロフト付き物件に住みたい場合は、内見の際に、つぎのポイントをチェックしておきましょう。

注意してみるべき点は、ロフトの高さや使いやすさ・コンセントの有無・風通しや彩光窓の確認などです。寝室や作業スペースとして使いたい方は、コンセントの有無は忘れないように確認しましょう。また、ロフトのはしごも種類があり、使いやすさが異なります。ストレスなく昇り降りができるかチェックしてください。

まとめ

いかがだったでしょうか？この記事では、ロフト付き物件のメリット・デメリット、選ぶときの注意点をご紹介しました。物置スペースや寝室など、使い勝手に優れたロフトに憧れる方が多いですが、実際に使っていくうちに、面倒になることもあります。メリットとデメリットを持ち合わせているため、物件を探す際には慎重に検討しましょう。せっかくの空間を放っておくのはもったいないので、ご自身に合った使い方を考え、有効活用してください。