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断熱材には種類がある?断熱材の種類や価格について解説!

公開日:2023/07/15  最終更新日:2023/05/09

家には断熱材が欠かせないことは何となくわかっていても、素材や具体的な施工方法は専門家でない限りわからない方が多いと思います。断熱材には3種類ありそれぞれに特徴があるのです。本記事では、これから家を建てようとしている方に向けて、家に詳しい不動産業者が家に関する知識をご紹介します。

鉱物系断熱材の特徴とは

3つの断熱材の中で最も安価な「鉱物系」をご紹介します。鉱物系にはグラスウールとロックウールがあります。

グラスウールの特徴

グラスウールとは、ガラスを高温で溶かし繊維状に形成した断熱材になります。鉱物系の中で最も安価であり、防火性が高く、シロアリなどの害虫に強いという特徴を持っています。反対に、防湿性に弱く湿気を吸収してしまうのが欠点です。水分を含んだ断熱材が重さで潰れてしまうと上部に隙間ができることにより、断熱性が低下する場合があります。

ロックウールの特徴

ロックウールは、岩を高温で溶かし繊維状に形成した断熱材です。鉄鋼スラグを使っているものはスラグウールとも呼ばれています。グラスウールよりも防火性が高いのが特徴です。しかし、ロックウールも防湿性に弱いのが欠点です。

自然系断熱材の特徴とは

次に、自然系の断熱材をご紹介します。自然系素材の代表的なものとして2つあり、セルロースファイバーとウールです。自然系素材は、環境によいので注目されている断熱材になります。鉱物形と石油系の中間ともいえる価格や性質的にバランスがとれた素材です。

セルロースファイバーの特徴

セルロースファイバーはあまり聞きなれない方も多いのではないでしょうか。セルロースファイバーとは、古紙を再生産して作られた繊維素材になります。断熱材の機能性は、防音性・防火性・防虫性・防湿性の効果が発揮されるバランスのよい断熱シートと言えるでしょう。価格もそこまで高価なものではないため、一番普及しているものです。ただし欠点が1つあり、施工の難易度が高いため、施工コストがかかるのが難点です。

ウールの特徴

ウールは羊毛で、私たちの防寒着などにも使われているため馴染みのある素材です。ウールで作られている衣類や小物は、防寒性に優れています。断熱材として使われるウールも同様に、断熱性が高い素材なのです。ウールの特徴は、調湿性の機能があるので、夏は涼しく冬は暖かい、さらに冬場は結露を防いでくれるといった利点があります。素材の価格もそこまで高くはありません。

石油系断熱材の特徴とは

最後は石油系です。石油系の代表的なものは4つあります。鉱物形と自然系の素材と比べて高価なのは、人工的な合成素材なためコストがかかるのです。最安値のグラスウールと比較すると、1.5〜3倍の価格となっております。断熱性に優れていますが、防火性はやや低くなっています。

ビーズ法ポリスチレンフォーの特徴

発泡スチロールを板状に形成した断熱材です。いわゆる、保冷用の箱と同じですので、熱の遮断性が高いのです。

押出法ポリスチレンフォームの特徴

こちらもビーズ法と同様で、製法の違いにより名前が違います。ビーズ法と比べ、ポリスチレンの粒が細かいので、より断熱性が増します

硬質ウレタンフォームの特徴

ポリウレタン樹脂に発泡剤を加えて断熱材にしているものです。クッションやスポンジにもよく使用されている素材です。欠点は、吸水しやすいところになります。

フェノールフォームの特徴

他の石油系と比べて熱に強い素材になります。熱伝導率が低く、最高クラスの断熱性を誇っています。良質であるため価格が高いのと、害虫に弱いのが欠点です。

重要なのは断熱材の種類よりも施工会社!

ここまで、断熱材の特徴を解説しました。断熱材選びには、素材の特徴や立地の環境、施工方法を考慮した上で検討しなければなりません。よい素材を購入したからといって、条件に合わなければ断熱の効果が発揮されないのです。要するに、素人の判断では困難なため、建築士や施工業者と相談しながら適切な断熱材を選択することが最適なのです。

まとめ

断熱材には3つの種類があり、それぞれに特徴や欠点があります。自宅を建てる環境によって、断熱材を選択します。石油系だからといって優れているわけでもないことがわかったと思います。どの断熱材を選ぶかというよりも、家を建てる職人たちの技術力にかかっているとも言えるのではないでしょうか。もし、家を建てるのであれば、実績と信頼性が高い業者を選ぶのがおすすめです。

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